MICEが日本の観光に果たす役割とは?ユニークベニューを活用した観光政策と合わせてご紹介
2024.3.22
コラム
目次
- そもそもMICEとは?読み方や意味をわかりやすくご紹介
- MICEが果たす観光への役割
- MICE開催におすすめのユニークベニューとは?
- MICEと観光を組み合わせた具体例をご紹介
- MICE開催をご検討の方々へ
そもそもMICEとは?読み方や意味をわかりやすくご紹介
新型コロナウイルスが収束し、日本の観光政策が積極的に進められている近年、注目を集めている「MICE」をご存知でしょうか。
MICE(読み方:マイス)とは、Meeting(企業会議・研修)、Incentive Travel(報奨・研修旅行)、Convention(政府主催会議・学術会議・業界会議)、ExhibitionまたはEvent(展示会・見本市・イベント)の頭文字を使った造語を意味します。言い換えれば、産官学の各組織が、ビジネスや政治・学問的なテーマのもとに開催するビジネスイベントの総称です。
4つのビジネスイベントの詳細については以下の通りとなっております。
MICE開催時には、国内外の企業や学会から多くの関係者が、それぞれの目的に沿って参加をします。MICEの開催・誘致を行うことは、ビジネスの観点からはもちろんのこと、観光の観点からも国内外の人々を惹きつける特徴があります。
MICEが果たす観光への役割
MICEの基礎を理解した上で、MICEを開催することでどのようなメリットが生まれるのでしょうか。
そもそもMICEは、ビジネスや学問的な知見を得られる場として参加企業との人的ネットワークの構築に寄与します。イベントの主催者側はもちろんのこと、開催国にとっても新しいビジネスやイノベーションを生み出す機会となることでしょう。ユニークな取り組みにより、メディアからの注目も高まり、認知拡大やブランディング向上の見込みもあります。
MICEを開催することで、国内外から多くの参加者が会場・地域に集まるので、主催する団体や企業のみならず、関連企業や団体、そして開催地域への経済波及効果が生まれます。たとえば、会場近辺の交通機関や宿泊施設、レストランなどでの消費活動です。MICEがビジネスイベントということで、休日に限らず会場がある地域への交流人口の増加も見込まれることでしょう。
MICE開催におすすめのユニークベニューとは?
MICE開催のメリットを最大限に活かす1つの方法として、ユニークベニュー会場の活用についてご紹介します。
ユニークベニューとは、本来の用途とは異なるニーズに応えて特別に貸し出される、まさに特別な(=Unique)会場(=Venues)を意味します。具体的には、歴史的建造物・神社仏閣・城跡・美術館・博物館などの、独特な雰囲気を持つ会場です。会議やレセプションを開催することで特別感や地域特性の演出が可能となるため、イベントのさらなる魅力向上、加えてイベント等参加者の再来訪による開催地域への観光客増加につながり地域への経済波及効果も生まれるなど、ユニークベニュー活用のメリットは多岐に渡ります。普段とは異なる特別な会場でMICEを開催することで、特別感や歴史的・地域的な特性を演出することが可能となります。
MICEと観光を組み合わせた具体例をご紹介
MICEにおけるパーティ会場として利用されることが多いユニークベニュー会場。実際に行われたイベントの開催事例をご紹介します。
(1)アカガネリゾート京都東山1925
大正14年(1925年)に建造された「アカガネリゾート京都東山1925」。日本を代表する銅の加工メーカーオーナーの私邸をリノベートしたこの会場は、いたるところに銅を用いた意匠が贅沢に凝らされています。清水寺をはじめとした神社仏閣が多く集まる京都の観光名所の一つ・東山に位置していることから、アカガネリゾート京都東山1925を観光拠点に、ランチ会が開催されました。
施設周辺の観光スポットを中心に参加者は自由に散策を楽しみ、途中にはアカガネリゾート京都東山エントランス横にある「Salon de KANBAYASHI」でのドリンク休憩も挟みながらゆっくりとした時間をお過ごしいただけたようです。その後は、貸切パーティ会場で京フレンチを味わうランチ会へ。
かつての私邸をリノベートした特別な会場で、集合場所として、自由散策中の休息スポットとして、観光後のランチ会場として。本来の用途とは異なるニーズに応えて貸し出されるユニークベニューだからこその観光プランが叶います。
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アカガネリゾート京都東山1925の会場詳細はこちらから
(2)鮒鶴京都鴨川リゾート
京都・鴨川のほとりに佇む「鮒鶴京都鴨川リゾート」。かつて老舗料亭旅館「鮒鶴」として多くの人々に愛されてきた、五層楼閣様式の歴史ある和風建築が特徴の会場です。こちらの会場では、京都観光を終えた海外観光客の方々向けに、最上階テラスにてアペリティフパーティを開催、その後メインパーティ会場でのディナーをお楽しみいただきました。
京都の観光地として親しまれている東山と鴨川の美しいロケーションを眺めながら、観光を楽しんだ京都での思い出話をお楽しみいただきました。海外からの参加者だったため、馴染みのあるアペリティフパーティスタイルでお出迎えしつつも、有形文化財の会場という日本らしさも感じていただける会場でした。
観光のフィナーレにふさわしい空間として、ユニークベニューをご活用いただいた事例の一つです。
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(3)山本能楽堂
大阪のオフィス街に佇む、昭和2年創立、国指定文化財に指定されている「山本能楽堂」。重量感ある桧皮ぶきの屋根が印象的な会場です。大阪市内の中心部にある施設のロケーションを活かし、能楽堂を貸し切っての海外からのお客様に能楽鑑賞と寿司ディナーをお楽しみいただくイベントが開催されました。
能楽鑑賞はもちろん、能の歴史や能楽に使用される楽器や演奏の説明などを通して、より深い日本の文化体験の機会をご用意。職人が目の前で握るお寿司で、日本の食文化もお楽しみいただけたようです。
ユニークベニューでのイベントは、特別感を感じていただけるだけでなく、日本の歴史ある文化についても学んでいただける機会にもつながるため、ビジネスイベントを通して新たな価値を届けたいという方々にもおすすめです。
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山本能楽堂の会場詳細はこちらから
MICE開催をご検討の方々へ
MICEそのものの魅力、ユニークベニューを活用した観光への取り組みについて知っていただけたでしょうか。
「MICEについてもっと具体的に知りたい」「開催予定のMICEにふさわしいユニークベニュー会場を教えてほしい」
まだまだ注目されたばかり、これからの日本の観光を支えていくMICEの活用について、私たちUNIQUE VENUES OF JAPANがサポートさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。
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